
島根県松江市で生まれ育った俳優の
佐野 史郎 さん。
柔らかな語り口と、
時に狂気すら感じさせる深い演技で、
幅広い役を体現してきた
俳優・佐野史郎さん。
朗読や執筆、音楽や写真など、
ジャンルを越えた表現活動を続ける
佐野さんが、今回、
ふるさと・松江への思いと、
その感性を育んだ原風景について
じっくりと語ってくれた。

Model:佐野史郎
Photographer:遠藤雅俊(スタジオD21)
Interview-Writer:星野智昭
Stylist:中島エリカ
Hair&Make:瀬田知代
衣装協力/ポケット付ウールシャツ、ベスト、パンツ すべてIKIJI
お問い合わせ先:精巧(株)内IKIJI
東京都墨田区緑1-13-14
TEL.03-3634-6431
松江の歴史と文化の
手触りが、
今の自分を作った。
さの・しろう 1955年、島根県松江市出身。劇団での活動を経て映画・テレビへと活躍の場を広げる。1992年の連続ドラマ『ずっとあなたが好きだった』で演じた“冬彦さん”が大きな話題を呼び、名実ともに注目俳優に。以後、サスペンスからコメディ、時代劇まで幅広い役柄を独自の存在感で体現し、映画・ドラマ・舞台で長く第一線に立ち続ける。近年は小泉八雲作品の朗読公演や音楽、執筆、写真など多方面で表現を展開。柔和さと狂気を併せ持つ幅の広い演技で、世代を超えた支持を得ている。2025年11月には、18年続けているギターの演奏と朗読で表す「小泉八雲 朗読のしらべ」を開催。
ふるさとの記憶が重なる
二つの原風景
私は山梨県で生まれ、生後2ヶ月で東京へ移り、昭和36年いっぱいの6歳まで東京都・練馬の桜台で過ごしました。
当時の東京は路面電車やトロリーバスが走り、まだ空襲の跡が残る、まさに高度経済成長期が始まったばかりの時代だったと鮮明に記憶しています。
高速道路もない時代でしたね。
その記憶が、私にとっての原風景としてものすごく大きいんです。
その後、小学校1年生の三学期に、医師である父が松江で江戸の末期から続く医院を継ぐために引っ越し、高校卒業まで松江で過ごしました。
松江に来てまず感じたのは言葉の壁でした。
同じ親戚と出雲弁の人間なのですが、東京では出雲弁を話していなかったので、転校したばかりの頃は全く分かりませんでした。
そのほかにもいろいろなカルチャーショックがありましたが、今でも印象に残っているのが体育の授業の着替えの時です。
東京ではブリーフ型が主流だった下着が、松江ではトランクス型だったんです。女の子のパンツを履いているみたいだと冷やし立てられた思い出があります(笑)。
あと、冬でも半ズボンだった東京と違い、長ズボンを履くことにも驚いた記憶がありますね。
そうした細かな違いはありつつも、東京から松江に移り住んでみて「とんでもない田舎に来た」とは感じませんでした。
むしろ、「かなりモダンな街だな」と思いました。
東京にいた頃、両親の友人の画家に連れられて上野の美術館や銀座に通っていた経験が、松江の文化的な側面と重なり、共通のものを感じていたのかもしれません。
悠久の歴史が
多彩な文化を紡ぐまち
松江の文化的な魅力は多岐にわたります。
松平不昧公により広まった茶と和菓子の文化は、金沢などの小京都と呼ばれる街にはあると思いますが、底層にまで根ざした場所は少ないと思います。
また、幕末にいち早く写真技術を取り入れた松江、山陰では、植田正治をはじめ多くの優れた写真家を輩出しています。
植田正治の写真集『松江』に写る松江の風景は、まさにその、私の小中高校時代の松江の光景です。
文学の分野では、小泉八雲の作品が夏目漱石など多くの文豪に影響を与え、松江が近代文学の出発点の一つとなりました。
松江出身の詩人・大沢康夫さんも松江、小泉八雲を題材として作品を著していらっしゃいます。
食文化も、奥が深いですよね。宍道湖も珍しく代表される豊富な食材があります。
惜しまれつつ閉店してしまいましたが、家族に連れられて行った、天真屋「天冨」の味は忘れられない思い出ですね。
松江の文化的な魅力は多岐にわたります。
松平不昧公により広まった茶と和菓子の文化は、金沢などの小京都と呼ばれる街にはあると思いますが、底層にまで根ざした場所は少ないと思います。
また、幕末にいち早く写真技術を取り入れた松江、山陰では、植田正治をはじめ多くの優れた写真家を輩出しています。
植田正治の写真集『松江』に写る松江の風景は、まさにその、私の小中高校時代の松江の光景です。
文学の分野では、小泉八雲の作品が夏目漱石など多くの文豪に影響を与え、松江が近代文学の出発点の一つとなりました。
松江出身の詩人・大沢康夫さんも松江、小泉八雲を題材として作品を著していらっしゃいます。
食文化も、奥が深いですよね。
宍道湖も珍しく代表される豊富な食材があります。
惜しまれつつ閉店してしまいましたが、家族に連れられて行った、天真屋「天冨」の味は忘れられない思い出ですね。
美しい自然と
豊かな文化に育まれた感性
当時私の家は、山陰本線を挟んだ宍道湖沿いにあり、宍道湖に沈む夕日は日常の風景でした。
黒煙を上げて走る蒸気機関車が通ると、家の中にまで煙が入ってきた懐かしい思い出があります。
松江城は子どもの頃の遊び場でしたし、自然と歴史が融合した情景が、様々な感性を育んでくれたのだと思います。
松江の町は、高度経済成長期とともに宍道湖の埋め立てなどによって大きく変化していきました。
一方で、今井書店、園山書店といった本屋さんや、東宝・松竹・日活・大映・東映…洋画館も二館、名画座もあり、書籍や映画といった文化的な環境には非常に恵まれていました。
私の表現の土台は、松江での体験に根ざしているとま間違いありません。
そして今、仕事や旅で世界各地を訪れるようになったからこそ、帰郷するたびに松江の町並みや自然の美しさをしみじみと感じています。
神話が今も息づく
松江の奥深い魅力
松江について、私が特に伝えたいのは、松江、そしてその背景にある出雲の地に流れる「二つの時間」です。
ひとつは、現在の島根県松江市として営まれている、日々の暮らしや歴史の積み重ねとしての時間。
もうひとつは、1300年前、あるいはそれよりさらに昔の神話の時代から今に続く時間です。
幼い頃、大人たちがさりげなく語る国譲りの物語や、イザナギ・イザナミ、ヤマタノオロチの伝説が自然と心に染み込み、子どもながらに土地への誇りを抱いていました。
この「神々の国の首都」である松江には、「古き伝統を守りながら、躊躇することなく新しいものを積極的に取り入れる」という特性があると思っています。
幕末に松江藩が最後まで徳川を守ろうとした一方で、明治となればラフカディオ・ハーンのような外国人を英語教師として歓迎し、新しい知識を積極的に取り入れた姿勢にも観て取れます。
この「対立ではなく融和の尊さ」は、古事記の「国譲り神話」にも通じる、松江の深層に流れる精神だと感じています。
古いものを守りながら、新しいものを受け入れるというのは、優柔不断の側面もあるかもしれませんが、困難に直面しても受け流し乗り越えてきた、松江の人々の気質を表しているとも言えるかもしれません。
ワクワクと責任を感じる
NHK朝ドラ初出演
2025年度後期に放送されるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、私は初めて朝ドラに出演します。
演じるのは、島根県知事・江藤安宗役です。
主人公・松野トキ(モデル/小泉八雲の妻・小泉セツ)と、外国人教師ヘブン(モデル/小泉八雲(ラフカディオ・ハーン))を引き合わせる、物語の重要な水先案内人的存在です。
私が松江出身ということもありますし、2007年から小泉八雲の朗読会『小泉八雲 朗読のしらべ』を続けてきたこともあり、『ばけばけ』への出演をお引き受けした時は、ワクワクすると同時に、責任の重さも感じました。
史実の江藤知事にあたる人物は、籠手田安定です。
彼は、明治の廃城令で取り壊されそうになった彦根城を守るために尽力しました。
かつて私は大河ドラマ『西郷どん』で、その彦根城の城主である井伊直弼を演じました。
その点でも、江藤知事の役をいただいた時は、不思議な縁を感じましたね。
『ばけばけ』は明治時代の松江を主な舞台に、怪談を通じて名もなき人々の物語に光を当てる夫婦の物語です。
私が演じる江藤知事は、島根をこよなく愛し、英語教育の重要性を唱えてハーンを招いた理想に燃える情熱的な人物として描かれます。
ドラマでは、籠手田知事とは異なり松江出身の設定で、非常に強い郷土愛を持つ人物像として出雲弁を話す設定になっているので、出雲弁の台詞を思い切り楽しんでいます。
しみやすく奥深い
神話のまち松江の魅力
これから初めて松江を訪れるという方もいらっしゃると思いますが、まずは松江城や宍道湖、堀川巡り、出雲大社といった定番の観光地を巡り、城下町らしい静かに息づく歴史や神話に触れたときに古来変わらぬ空気を感じていただけると思います。
たとえば「鏡の池の縁占い」で知られる八重垣神社は、縁結びの聖地として古くから信仰を集め、境内の静かな森や池に古代の神話が息づいています。
また、日本最古の神社建築様式とされる大社造りの本殿を持つ神魂(かもす)神社は、本殿が国宝にも指定されており、神々が降り立ったという出雲神話の舞台を実際に歩いているような感覚を味わえます。
こうした神社の背景に隠された神話や歴史の痕跡を探してみると、古代から連綿と続く時間が今も流れていることに気づくはずです。さらに、あえて無計画に街を歩き、ふと立ち寄った小さな店で面白い品に出会ったり、地元の人と気さくに言葉を交わしたりするのも松江ならではの楽しみ方です。
松江という街は、古き良きものを大切に守りながらも、新しいものを柔軟に受け入れる気質も育んできました。
その奥行きは深く、何度訪れても新しい発見があります。まさに、訪れるたびに表情を変えて迎えてくれる街だと思いますよ。
Information
●2025年後期 NHK連絡テレビ小説
「ばけばけ」に島根県知事 江藤役で出演
●2025小泉八雲朗読のしらべ
日時:2025年11月16日(日曜)開演18時(開場17時)
会場:さんびる文化センタープラバホール(松江市西津田6-5-44)
水の都・松江

宍道湖の水面に、街明かりと
宍道湖大橋の灯が
静かに溶け込む夜景
湖と川に抱かれた松江は、「水の都」の名にふさわしく、自然と歴史が調和した情緒あふれる城下町。
四季折々の移ろいが宍道湖の水面に描く景色は、日々の暮らしにそっと彩りを添えてくれます。
水と自然が響き合う松江という舞台には、日々の暮らしに、静かに寄り添う美しさがあります。

左上から/桜が満開の松江城:国宝・松江城。桜の季節は、天守と石垣がいっそう映える/興雲閣:明治期の洋風迎賓館・興雲閣。館内では当時の意匠を見学できる/松江城のお堀(堀川)を約50分で周遊できる遊覧船。水上から城下の景観を望む/宍道湖の夕景と嫁ヶ島:宍道湖に沈む夕日と嫁ヶ島を一望。湖畔の定番ビュースポットとして親しまれる。

歴史が息づく、
気品と物語のまち
松江は江戸時代初期、堀尾氏によって宍道湖畔に開かれた城下町です。広大な湖と豊かな自然に囲まれ、武家文化と町人文化が共に息づくこの町は、静けさと気品に満ちた独自の景観を今もなお保ち続けています。
松江のシンボルともいえる松江城は、慶長16年(1611年)、堀尾吉晴によって築かれました。
現存12天守のひとつに数えられ、2015年には国宝に指定されています。
重厚な黒板張りの天守が宍道湖を背景にそびえる姿は圧巻で、天守最上階からは城下町と湖が織りなす美しい景観を一望できます。
春には桜、秋には紅葉と、四季折々に彩られる城周辺の景色もまた格別です。
この松江城を取り囲むように広がる堀川(松江城のお堀)では、風情ある遊覧船が観光客や地元の人々を迎えてくれます。
堀川遊覧船は全長約3.7kmの堀川を約50分かけて巡るコースで、船頭の案内を聞きながら、武家屋敷や白壁の町並み、石垣と緑の調和を水面から楽しむことができます。
橋は計17あり、このうちの低い橋で、通過時に屋根が自動で下がり、乗客も身をかがめる体験も人気のひとつです。
夏には風鈴を吊るした涼しげな風鈴船、冬にはこたつを設置したこたつ船など、季節ごとの趣向も魅力です。
まさに「水の都・松江」ならではの体験が詰まったひとときです。
松江はまた、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が愛した町としても知られています。
1890年、英語教師として松江に赴任した八雲は、当地での暮らしを通じて日本文化に深く傾倒し、数々の随筆や怪談作品を生み出しました。彼が約5か月間暮らした武家屋敷は今も「小泉八雲旧居」として保存されており、併設の記念館とともに、彼の文学と人生にふれることができます。
松江の風土や人々の暮らしが、八雲の感性を育んだとも言えるでしょう。
八雲によって掘り起こされた松江の文化的資産は、近代文学の出発点のひとつとも言われています。
夏目漱石が『夢十夜』を記す際に八雲の作品に着想を得たとも言われ、島崎藤村や志賀直哉など、明治以降の文士たちもまたこの地を訪れ、文化的刺激を受けたとされています。
彼の筆により松江は、世界に向けて知られざる日本を伝える場所となったのです。
松江藩七代藩主・松平不昧公もまた、文化の担い手として語り継がれています。
不昧公は茶の湯を深く愛し、城下に茶道と和菓子の文化を根付かせました。
その影響は今も街中に息づいており、点在する茶室や和菓子店を巡れば、手間ひまかけた職人技ともてなしの心にふれることができます。
お茶とともに過ごすひとときは、忙しい日常を忘れ、心を落ち着かせてくれる時間となるでしょう。
湖と空が織りなす、
四季の彩り
松江の豊かさは、文化遺産にとどまりません。市街地の西に広がる宍道湖は、日常の風景に溶け込む自然の象徴です。夕暮れ時、湖面に映る茜色の光と、ぽつんと浮かぶ嫁ヶ島のシルエットが織りなす景色は、「日本夕日百選」にも選ばれています。この夕景を目当てに、湖畔のベンチに腰かける人の姿も多く見かけます。
湖畔に佇む島根県立美術館は、「水との調和」をテーマに設計されており、館内から望む夕景はまさに一幅の絵画のようです。美術館の外には「宍道湖うさぎ」の彫刻が並び、夕日に向かって跳ねるその姿は、訪れる人々に癒しを届けてくれます。湖上を巡る夕景クルーズも運航されており、水とアートが溶け合う時間を楽しむことができます。
宍道湖周辺には自然と触れ合える施設も充実しています。北岸の松江フォーゲルパークは、色とりどりの花々と世界の鳥たちに出会えるテーマパークで、全天候型の温室には一年を通じて花が咲き誇ります。フクロウの飛行ショーやペンギンの散歩タイムなど、子どもから大人まで笑顔になれる体験が揃っており、暮らしのなかにささやかな非日常をもたらしてくれます。
宍道湖の東に広がる汽水湖・中海には、いくつかの小島が点在しています。中海に浮かぶ島・大根島にある由志園では、山陰随一の規模を誇る池泉回遊式の日本庭園を楽しむことができます。特に春に開催される「池泉牡丹」では、池に浮かぶ3万輪の牡丹が訪れる人の目を奪います。由志園では松江藩ゆかりの薬用人参「雲州人参」も紹介されており、門前では高麗人参茶の試飲も可能です。
水辺に開かれた城下町・松江。
歴史、文化、自然、日常の風景が調和するこのまちには、静けさの中に奥深い豊かさが息づいています。
日々の暮らしの中で、その一つひとつにふれるたび、新たな発見とよろこびを得ることができるでしょう。
左から/小泉八雲旧居:小泉八雲が暮らした武家屋敷。庭と書斎が当時の生活像を伝える。
武家屋敷:塩見縄手の武家屋敷群。白壁と松並木が江戸期の町並みを今に残す。
左から/日本庭園 由志園:大根島の由志園。池泉回遊式庭園として四季の花々を楽しめる。
松江フォーゲルパーク:大型温室を備える松江フォーゲルパーク。花と鳥が楽しめる

松江で叶える、便利さと豊かさが
響き合う暮らし
県都・松江市は、都市機能と自然環境が調和した、暮らしやすい街です。
中心市街地には官公庁や商業施設が集積し、日々の買い物から行政手続きまで便利にこなせます。
大型ショッピングセンターに加え、歴史ある商店街や朝市も健在で、地元の食材や手仕事の品々が日常に彩りを添えてくれます。
JR松江駅を中心に路線バス網が整備され、一畑電車などのローカル鉄道も走り、市内外への移動はスムーズ。
山陰の空の玄関である出雲縁結び空港(出雲空港)へも車で約30分と、首都圏とのアクセスも快適です。
医療・福祉体制も充実しており、市内には松江市立病院や松江赤十字病院などの総合病院をはじめ、多様な診療科を持つクリニックが揃います。
教育面では、幼稚園から高校までの施設が身近にあり、島根大学をはじめとする高等教育機関も立地。
行政と地域が連携した子育て支援策も整っており、安心して子どもを育てられる環境が広がっています。
松江の魅力は、利便性だけではありません。
市街地からほど近い湖畔には島根県立美術館があり、「水との調和」をテーマにした空間で国内外の名作や企画展を楽しめます。
夕暮れ時には美術館前の芝生広場から宍道湖に沈む夕日を眺めるひとときも格別です。
毎年夏には「松江水郷祭湖上花火大会」が開催され、湖面に映る色鮮やかな花火が市民と訪れる人々を魅了します。
自然と触れ合う場も豊富です。
宍道湖畔には遊歩道が整備され、四季の移ろいを感じながら散策やジョギングを楽しめます。

JR松江駅前:JR松江駅前広場にはバスターミナルが隣接しており、各方面へのアクセスが良好。

湖上花火大会:松江水郷祭の湖上花火。湖面に映る花火が見どころ。

宍道湖遊歩道:宍道湖畔の遊歩道は、散策やジョギングにぴったり。
春には桜並木が湖岸を彩り、秋には黄金色の夕景が日常のなかに溶け込みます。
市内を流れる堀川沿いや城下町の路地にも、静かに時間を重ねた風景が残っています。
穏やかな城下町気質が息づく松江は治安も良く、人々は温かく新しく移り住む方を迎え入れてくれます。
豊かな水と緑に囲まれた生活は、心にゆとりをもたらし、宍道湖のシジミやウナギをはじめとする「宍道湖七珍」など、海と山の恵みを活かした食文化も暮らしを彩ります。
都市の利便性と自然の安らぎが響き合うこの街には、日々を豊かにする時間が流れています。

島根県庁:松江城近くに立地する島根県庁本庁舎

松江赤十字病院は、地域医療を支える総合病院

島根県立美術館:宍道湖畔に建つ島根県立美術館

一畑電車:一畑電車北松江線が宍道湖岸を走る
TOPIC
| 水辺ステージ |
宍道湖のきらめきを背に、
心躍るひととき
宍道湖畔に位置する「松江水辺のステージ」は、湖と空を背景にした野外イベント施設。
常設のステージと観客席スペースを備え、音楽コンサートや伝統芸能、地域のフェスティバルなど、多彩な催しの舞台となっています。
春から秋にかけては、地元のアーティストによるライブやダンスパフォーマンス、クラフト市などが開かれ、湖畔を訪れた人々がふらりと足を止め、ステージと一体になって楽しむ光景が広がります。
湖面越しに夕日を望むロケーションが特徴で、日が傾き、湖面が茜色に染まるころ、舞台の明かりと水のきらめきが溶け合い、何気ない日常がゆるやかに華やぎます。
暮らしのすぐそばに、自然と文化が響き合う屋外ステージがある。それが松江という街の、ささやかな贅沢です。
GOURMET~美味なる松江時間~

庭園茶寮 みな美
四季の庭園で味わう、
五感に響く
会席料理

皆美館の一角に佇む風格ある店構えが、特別なひとときを予感させる

庭園をのぞむ落ち着いた和の空間で、季節の味をゆったり楽しめる
[日本料理]
庭園茶寮 みな美
宍道湖畔の老舗旅館「皆美館」の庭園に併設された日本料理店。
白砂青松の趣ある日本庭園には、樹齢300年を超える立派な松が凛と佇み、春夏秋冬のうつろいを愛でながら本格会席料理を堪能できます。
料理は季節の地元食材を中心に仕立てられ、器や盛り付け、香りや温度に至るまで丁寧に構成された、五感に響く味わいが特徴です。
松江藩主・松平不昧公ゆかりの家伝料理「鯛めし」は、特製の出汁と鯛そぼろ、薬味を組み合わせていただく逸品。
加えて、創意あふれる「鰻のしゃくもどき」など、伝統と土地の恵みが織りなす味の世界が広がります。
昼は名物御膳で手軽に、夜は地酒とともにじっくりと。
観光でのひとときはもちろん、記念日や接待、大切な会食にもふさわしい、松江を代表する美食の空間です。
1.「鱸(すずき)の奉書焼き」和紙に包み、ふっくらと焼き上げた逸品(要予約)
2.新鮮な海の幸を三種盛り合わせたお造り
3.初代料理長が考案した、鴫料理を鰻で再現した家伝の逸品「鰻のしゃくもどき」(要予約)
4.家伝料理「鯛めし」は、鯛そぼろや薬味をご飯にのせ、特製出汁をかけて味わう伝統の名品
歴史と伝統が息づくクラシカルな雰囲気の長屋門玄関
庭園茶寮 みな美
ていえんさりょう みなみ
TEL.0852-21-5131 |MAP:B-2|
松江市末次本町14 皆美館 1F
[営]11:30~15:00(L.O.14:00)
※土日祝L.O.14:30、17:30~21:00(L.O.20:00)
[休]火曜(祝日は営業)
鉄板焼レストラン 葵
華麗な手さばきが
織りなす、
極上のライブディナー
シェフが目の前で焼き上げる極上ステーキ
[鉄板焼き]
鉄板焼レストラン 葵
宍道湖の夕景を望むホテル一畑内の鉄板焼レストラン。
確かな技を持つシェフがお客様の目の前に広がる鉄板で、和牛や新鮮な魚介、季節野菜など地元の厳選食材を、素材の旨みを引き出す繊細な焼き加減で香ばしく焼き上げ、その香りと音が食欲を刺激します。
焼きたてをすぐに味わえる臨場感あふれるスタイルは、五感を総動員して楽しめる贅沢な美食体験。
カウンター越しに香り立つ鉄板の熱気と華麗な手さばきが織りなすシェフの技が交差する時間は、ごほうびランチや記念日のディナーにふさわしい、上質なひとときです。

鉄板焼ステーキが豪快に立ち上がる炎が、鉄板焼きの醍醐味を演出

ウンター越しの特等席で味わうライブ感
鉄板焼レストラン 葵
てっぱんやきレストラン あおい
TEL.0852-22-0188 |MAP:A-2|
松江市千鳥町30 ホテル一畑 2F
[営]11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~21:00(L.O.20:30)
[休]月曜ランチ(祝日は営業)
松江のランドマーク・ホテル一畑の中に構える、鉄板焼レストラン葵
COCHICA
焼きたてのやさしさ、
心ほどける菓子時間

いちごタルト – みずみずしい苺の甘みを堪能できる定番タルト

上/白壁と木の温もりがやさしい、静かなカフェ空間
下/黒板の看板が目印。町に溶け込む、小さな焼き菓子店
[カフェ]
COCHICA
松江城近くに佇む小さな焼き菓子カフェ。
木の温もりあふれる8席ほどの店内では、“食べておいしく、体にやさしい”をコンセプトに、季節のフルーツを使ったタルトやふんわりシフォンケーキなどの手作りスイーツが楽しめます。
一つひとつ丁寧に焼き上げるお菓子は、素朴ながら洗練された味わいで、口に運ぶたびにやさしさが広がります。
季節の果物やハーブを漬け込んだ自家製シロップのドリンクと一緒に味わえば、日々の疲れもすっとほぐれるよう。
お菓子はテイクアウトもできるため、おみやげとしても人気。
お散歩途中の立ち寄りにも、心をほどく穏やかな時間が流れます。

フルーツシフォンサンド – シフォン生地で季節のフルーツとクリームを挟んだ優しい甘さの一品

フルーツタルト – 色とりどりの季節果実を贅沢に飾った華やかなタルト

バニラシフォン – ふんわり軽い口当たりのバニラ風味シフォンケーキ
COCHICA
コチカ
TEL.0852-65-0488 |MAP:B-2|
松江市西茶町103
[営]11:00~18:00
[休]日曜、月曜
ろんぢん松江本店
城下町で味わう、
伝統のしゃぶしゃぶと
洋食
左/先代女将が開業時から研究に研究を重ねた秘伝のタレで味わうしゃぶしゃぶ
右/懐かしさと浪漫を感じるナポリタン。昔ながらの洋食メニューも人気
[しゃぶしゃぶ・すき焼き]
ろんぢん松江本店
創業70余年、松江の味として親しまれてきたしゃぶしゃぶの老舗。先代女将が開発した、ポン酢だれとごまだれの味を受け継ぎ、特製の割り下ですき焼きも堪能できます。島根県産黒毛和牛との相性も抜群です。ナポリタンなど洋食メニューも人気で世代を超えて愛される名店です。松江城のお堀を望む大正ロマン漂うレトロな店内で、どうぞご賞味ください。

伝統の味と四季折々の素材が織りなす、老舗ならではの上質なコース料理

松江城の堀沿いに佇む、歴史ある木造建築の風格ある外観

大正ロマン漂うレトロな店内。落ち着いた雰囲気が食の時間を引き立てる
ろんぢん松江本店
TEL.0852-22-3618 |MAP:B-1|
松江市殿町267
[営]11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:00(L.O.20:30)
[休]不定休
PANTOGRAPH
百年の味を
未来へつなぐ、
町のパン屋さん
1.おすすめパンセット(10個入)は、人気のパンを少しずつ詰め合わせた贅沢セット
2.多彩なフレーバーが楽しめる8種類のベーグル詰め合わせ

3.瑞々しいシャインマスカットを贅沢に飾った期間限定デニッシュ
4.野菜や具材がたっぷりの食べ応え満点オープントースト
5.身体に優しい厳選素材を使ったメニューが豊富に揃う
[パン・サンドイッチ]
PANTOGRAPH
100年以上地元で愛され続ける老舗ベーカリー「パンタグラフ」。
スタイリッシュな店内に所狭しと並ぶパンは、食パンや調理パンからデニッシュまで種類も豊富です。
自家培養のルヴァン種や酒種など複数の発酵種を使い、島根県産素材も取り入れることで、生地の旨みを最大限に引き出しています。
「パン」を通じて地域に元気を届けたいという想いのもと、朝8時から営業。受け継がれてきたパン職人の技術をお楽しみください。

焼きたてのパンがずらりと並ぶ活気ある店内。どれにしようか迷うのも楽しみのひとつ

街角に溶け込む明るく開放的な店構え。老舗の新たな魅力を発信するパン屋さん
パンタグラフ
TEL.0852-21-5290 |MAP:A-2|
松江市末次町23
[営]8:00~19:00 ※土~18:00
[休]日曜、祝日
珈琲工房 松江焙煎所
香りとともに選ぶ、
私だけの一杯
[自家焙煎珈琲]
珈琲工房 松江焙煎所
地元の工芸品や食品が揃う観光複合施設「カラコロ工房」のフードホールにあるロースタリー。
店頭には世界各地から選び抜かれた生豆がずらりと並び、注文ごとに一釜ずつ丁寧に焙煎します。
浅煎りから深煎りまで好みに合わせた仕上げが可能で、焙煎直後の香り豊かな豆はそのまま持ち帰りOK。
豆の個性や好みはスタッフに相談し、飲み比べて“自分の定番”を見つけられる。
日々のコーヒー時間を特別にしてくれる場所です。

レトロモダンなカラコロ工房本館の一角にある、観光客にも親しまれる人気スポット

温かな雰囲気のロースタリー。扉を開ければ、焙煎したての香りに包まれる
左/挽きたて・淹れたての一杯だから、豆本来の風味を味わえる
右/世界各地から厳選された多彩な生豆がずらりと並ぶ
珈琲工房 松江焙煎所
TEL.090-2745-5724 |MAP:B-2|
松江市殿町43 カラコロ工房内
[営]11:00~18:00
[休]木曜
※掲載情報は2026年3月現在のもので変更になる場合があります。各店舗等の詳細は直接店舗へお問い合わせください。
※掲載の写真、記事、ロゴの無断転載および複写を禁じます。
運営会社:https://creativeinc.jp